石井稔無農薬有機栽培米・研究会

“石井稔”について

そして無農薬有機農法と
情熱で作る石井米とは…

略歴

1941年
宮城県登米郡 石井家の長男に生まれる。
1954年〜
父親にお前は家督者なので勉強はしなくてよい代わりに農業をしっかりやるようにと言われ、幼い頃から米作りを手伝う。
中学生の頃、父親に試験用として田んぼの一部を与えられ、米作りの研究を始める。
1958年〜
本格的に栽培した米が3年間連続で一等米を獲得。 その事が評判になり周辺のお百姓さんから農法について問い合わせが殺到。まだ少年だったが、そんな状況が嬉しく包み隠さず米づくりの方法を話した。この時期から石井家の長男として家督を譲り受け、本格的に農業に取り組む。

間もなく世の中は大量収穫を目指して農薬全盛の時代に突入。

稔も多分にもれず、稲の病気を防ぐために水銀剤を含む農薬散布を開始。ある時、農薬散布の後に妻がめまいを訴え、自分自身も嘔吐するなど健康に悪影響が出るようになった。

農薬の危険性を考え使用散布を止めると、米の収穫量が大幅に減り多額の借金を抱えることに。これでは生活をしていけないと考え、そこから無農薬栽培で収量を増やし、安定させていくという米作りの長い戦いが始まった。
1993年
大冷害に見舞われた年。日本全国の米収穫が激減。特に東北地方の収穫は壊滅的だった。そんな状況下にありながら石井稔の米は豊作に近く、それが業界で話題となった。
2010年
NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』で取りあげられ、「苦労の数だけ人生は稔る」というタイトルで放映される。
2017年
清風堂書店「病気にならないコメ選び」を出版。
2018年
台湾行政院農業委員会の招致で台湾にて講演。
NHK 仙台放送局「てれまさむね」で紹介される。
2019年
NHK・BS全国放送 「四・季・彩 光あふれるみちのくで」にて紹介される。

『真に“安心・安全”で美味しい』に、こだわる。

私は石井さんのお米を知ってから、その米作りの情熱に触れ、もっともっと石井さんを知りたいと思うようになりました。そして、石井さんが心に抱く“ 残したい願い”に感銘を受け、お手伝いしたいと奮起し、以来共に活動させて頂いております。

まず、石井さんのお米がどのような品質認定を受けているかという事..

○今日本で栽培されているお米については、大きく4つのカテゴリーに分類することができます。

石井さんのお米は、無農薬有機栽培米(農水省によるJAS認証有り)に分類されています!

※無農薬有機栽培米は、栽培し始めてから3年経過しなければ認定を受けられず、今この認定を受けている生産者は殆どいません。

石井さんは本の中で、本当に安全な食物摂取の重要性を訴えています。

  • 除草・草取を出来るだけしなくて良い田起こしの秘密はこうなんだよ!
  • 科学肥料には出来ないんだよ、効果的な微生物活性で元気な土作り!
  • 苗は大きく育てればいい訳じゃないんだ、苗をいじめてやることの方が大事なんだ!
  • 田植えから10日後からが草取りの勝負になるんだ!
  • この期間、草取りをしながら田を歩く距離は毎日毎日7kmを越えるんだ!
  • 今日も元気か?話しかけながら稲を見て廻ってると、「暑いよ、苦しいよ」とかね、答えが返ってくるんだよ!
  • 他の人が刈り取りを終えても、朝晩の冷え込みを強く感じて、稲達がもう良いよと真っ黄色になるまで我慢さ!
  • 石井米を食べて「本当に美味しい!」と喜んでくれる便りは、何よりの励みなんだよ!

“米作りスナップ集” 〜 お米と真剣に向き合うその姿、プロフェッショナル。